墨出し器とは、その名の通り
墨と糸を使って墨出し(水平を出す)をする作業に使用するものです。
自分が幼いころ近所の大工さんが家を建てている現場をみていたころは
墨壺に墨汁を含んだスポンジとその中を糸が通る仕組みになっていて
目的の印まで糸を延ばして引っ張って真ん中のあたりを垂直に糸を持ち上げて
離すとパチンと音がして下地に真っ直ぐな墨の線を残して、
柱の位置や壁の位置を墨出ししておりました。
最近は見てないと思っていたところ、現在はレーザー光線を使用しているとのことでした。
その名も「レーザー墨出し器」です。
壁や床や天井にレーザー光を当て、水平や垂直を正確に示すことができる道具です。
工事や建築の場で用いられることがほとんどですが、
人間の目では測ることが難しい水平、垂直を正しく示せることから、
便利な測量の道具として、一般家庭や製造現場等でも使われています。
おわかりかとは存じますが、墨は現在は使っておりません。
それでも「レーザー墨出し器」と呼ばれているのは
『墨出し器』の名称が大勢の人に知れ渡っているに違いありません。

レーザー墨出し器の目印となるレーザーの光は、明るいと非常に見にくいのですが、
そんなときは、受光器と使用します。周囲の明るさで、レーザーの光が人間の目には見えなくても、
受光器はレーザーを感知します。
インターネットでも販売してますので『レーザー墨出し器』で検索してみて下さい。